不用品回収を検討しているものの、量が多く分別に手間がかかると感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
不用品の分別をせずに処分できる方法があると、便利ですよね。
そこで本記事では、不用品回収を依頼する際に分別せずに不用品を回収してもらう方法を紹介します。
不用品回収の分別にお困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。
不用品の種類
不用品とされるごみの種類は、大きく3つに分けられます。
ごみの種類は以下のとおりです。
ごみの種類
- 日常生活で出る可燃ごみや不燃ごみ
- 1辺が30㎝以上の粗大ごみ
- 冷蔵庫やエアコンなどの家電ごみ
日常生活で出る可燃ごみや不燃ごみ、粗大ごみは住んでいる地域の市区町村によって定められている方法でごみを出すことが可能です。
一方で、家電ごみは地域によって回収方法が異なる場合が多いため、事前に自治体のWebサイトなどで確認することをおすすめします。
ごみや不用品の分別が必要な理由
日常生活で出たごみや不用品を、あまり深く考えずに分別をしている方がいるかもしれません。
しかし、分別を正しく行わなければならないことには理由があります。
ごみや不用品を処分したあとのトラブルを避けるためにも、それぞれの詳細をあらかじめ確認しておきましょう。
理由①条例違反になる可能性があるため
住んでいる地域の市区町村によっては、ごみや不用品の分別が正しく行われていないと条例違反になる可能性があります。
たとえば、神奈川県横浜市は分別をしていない人への罰則として、罰金制度を導入しています。
これは、複数回分別の指導をされているにもかかわらず、分別をしない人に対して実施される制度であり、罰金は2,000円です。
分別ができていないと罰金を支払うことになるため、正しい方法で分別してごみを捨てるようにしましょう。
理由②余計な税金を発生させるため
ごみや不用品の分別が適切にされていない場合、余計な税金を発生させることがあります。
たとえば、可燃ごみをまとめた袋のなかにライターやスプレー缶などが混じっていた場合、ごみ収集車の内部で火災が発生する可能性が高まります。
もし、火災によってごみ収集車が使えなくなった場合には、新しいごみ収集車を購入しなければなりません。
ごみ収集車は1台およそ300万~600万円程度であるため、1台買い替えるだけでも多額の税金がかかるでしょう。
また、可燃ごみのなかに不燃ごみを入れた場合には焼却炉で不燃ごみが溜まり、不燃ごみが増えると焼却炉の火を消してごみを取り出す必要があります。
焼却炉の火を消したあと、再点火するためには250万~350万円程度の税金が必要です。
このように、正しい分別がされていないと多くの税金が必要となるため、まずは自分から正しい分別を行うように心がけましょう。
ごみや不用品を分別せずに処分する方法
ごみや不用品の分別が大切であることは分かっているものの、不用品の量が多く分別が難しいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方向けに、不用品を分別せずに処分する方法を3つ紹介します。
それぞれの処分方法で手続きが異なるため、自分に合った処分方法を確認しておきましょう。
方法①ごみ処理場へ持っていく
ごみ処理場へ不用品を自分で持って行く場合には、分別をする必要はありません。
住んでいる地域のごみ処理場であれば、誰でも利用が可能です。
ただし、分別の必要はありませんが、処分には一定の費用がかかります。
ごみ処理場によって細かい規定は異なるものの、不用品1kgあたり15~100円程度が目安です。
自治体によって、不用品の量り方にも違いがあるため、住んでいる地域のごみ処理場の量り方をあらかじめ確認しておきましょう。
また、自治体によって処理できる不用品の種類が異なるので、確認をしたうえで最低限の分別はしなければなりません。
「せっかく自分で持ち込んだのに処理ができなかった」ということにならないためにも、自治体のWebサイトを見て処理できる種類を確認することをおすすめします。
方法②不用品回収業者に依頼する
不用品回収業者へ依頼する場合には、分別の必要はありません。
また、指定した日時に不用品を回収してくれるため、まとまった時間が確保できない方におすすめの処分方法です。
不用品回収業者では、家電リサイクル法によって定められているエアコンやテレビ、洗濯機や冷蔵庫などの回収もしてもらえます。
不用品の数が多く自分で分別をすることが難しい方や、自治体で回収できない不用品を1回で処分してもらいたい方は、不用品回収業者を利用するとよいでしょう。
方法③遺品整理業者に依頼する
あまり知られていない処分方法ですが、遺品整理業者にも不用品回収を依頼することが可能です。
遺品整理業者も不用品回収業者と同様に、指定した日時に自宅まで回収に来てくれます。
遺品整理業者への依頼は、必要であるものは残してあとはすべて処分をしたいという場合に有効です。
遺品整理業者は、不用品を丁寧に扱ってくれることや、不用品の買い取りの知識が豊富であるという特徴もあります。
また、不用品のなかでも残しておきたいものが決まっている場合に事前に伝えておくと、不用品を整理して残してくれるので安心です。
遺品整理業者への依頼は、部屋全体の不用品回収を分別せずに検討しており回収後の清掃や、買い取りサービスまでやってほしいという方におすすめです。
【業者別】不用品の分別をせずに処分する場合にかかる費用の相場
不用品の分別をせずに処分する場合、業者によって必要な費用が異なります。
ここでは、不用品回収業者と遺品整理業者を例に、どのくらいの費用が必要なのかを紹介します。
今回紹介する費用はあくまで目安の相場となり、具体的な金額は業者によって異なるため、事前に見積もりをとりましょう。
不用品回収業者に依頼する場合の費用の相場
不用品回収業者に依頼する場合には、処分をするごみや不用品の量によって費用が変わります。
主にトラックに積むごみや不用品の量によって、費用が決められていることが多いです。
必要となる費用の相場は以下のとおりです。
不用品回収業者に依頼する場合の費用の相場
- 軽トラック:10,000~30,000円
- 2トントラック:30,000~60,000円
優良な業者を探すためには、複数の業者から同じ条件で見積もりをとって比較をしたうえで検討することをおすすめします。
遺品整理業者にする場合の費用の相場
遺品整理業者に依頼する場合は、不用品の量ではなく部屋の広さによって金額が変わります。
ここでは、1R~2LDKの広さを例に費用の相場を紹介します。
それぞれの費用を以下の表にまとめてみました。
遺品整理業者に依頼する場合の費用の相場
部屋の間取り | 費用の相場 |
1R・1K | 40,000~80,000円 |
1DK | 50,000~150,000円 |
1LDK | 80,000~200,000円 |
2DK | 100,000~250,000円 |
2LDK | 120,000~300,000円 |
部屋の広さでの費用の相場は上記の表ととおりですが、部屋の状況によって具体的な費用は変わります。
不用品回収業者に依頼する場合と同様に、複数の遺品整理業者から見積もりをとって比較をしたうえで優良な業者へ依頼することがおすすめです。
不用品回収の費用相場と安く抑えるコツ
不用品回収をするうえで金額面が一番気になるところだと思います。
こちらの記事では、不用品回収の費用相場をまとめています。安く抑えるポイントもご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
【シーン別】おすすめの不用品回収の方法
不用品を処分する場合には、不用品回収業者や遺品整理業者への依頼以外にもさまざまな方法があり、処分したい不用品の量によっておすすめの処分方法が異なります。
家にある不用品の量に適した処分方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
シーン①不用品が少量である場合
処分を検討している不用品が少量である場合には、分別にそこまで手間に感じることはないでしょう。
量が少ないと不用品の分別も自分で行える場合が多いので、粗大ごみとして自治体に回収をしてもらう方法がおすすめです。
粗大ごみでの処分であれば大きさにもよるものの、およそ300~3,000円程度を目安の費用として考えましょう。
自治体が指定する日時や場所に直接不用品を持って行く必要はありますが、費用を抑えられるため不用品が少ない場合にはおすすめの処分方法です。
ただし、家電リサイクル法で定められている対象のものは、粗大ごみとして処分することはできないため注意しなければなりません。
粗大ごみを出すときは収集シールを貼ることがほとんどなので、あらかじめ自治体のWebサイトで正しい出し方を確認しておきましょう。
シーン②不用品が大量にある場合
処分したい不用品が大量にある場合には、自分で分別をすることが難しいかもしれません。
そこでおすすめの処分方法が、不用品回収業者への依頼です。
不用品回収業者は分別をしていなくても1度にすべての不用品を回収してくれるので、荷物が多ければ多いほど負担を軽減できます。
業者によっては、依頼したその日に対応してもらえるところもあるため、引っ越しや遺品整理などで早急に対応したい場合にもおすすめです。
一方で、一度荷物を回収されたあとに再度手元に戻すことは難しいので、荷物の整理は事前にしておく必要があります。
不用品のなかに思い出のものや価値のあるものが混ざっていないかなどを、確認しておくことが大切です。
不用品回収業者に依頼する場合には分別の必要はありませんが、手元に残しておきたいものとそうでないものに分ける必要があることを押さえておきましょう。
不用品回収を分別せずに処分するときは専門業者への依頼がおすすめ
いかがでしたでしょうか?
不用品の処分をする場合にはさまざまな方法があるものの、分別をせずに処分をする方法があります。
ごみや不用品の分別をしない場合には、ごみ処理場へ直接持って行く方法と不用品回収業者や遺品整理業者などの、専門の業者へ依頼する方法などが有効です。
また、処分する不用品の量によって適した処分方法が異なり、不用品の量が少なければ分別をして粗大ごみ、量が多い場合には分別をせずに不用品回収業者への依頼がおすすめです。
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