不用品回収の費用相場と安く抑えるコツ

お役立ち情報

引っ越しや大掃除などは、不用品をまとめて処分するいい機会です。

ただし、家電や粗大ごみは一般ごみのように捨てることはできず、回収に来てもらわなければなりません。

となると「いくら位かかるの?」「少しでも安くしたい」と、まずは費用面が気になる方が多いでしょう。

そこで今回は、不用品を回収してもらうための費用相場と、費用を抑える7つのコツについてご紹介します。

不用品回収にかかる費用相場

不用品を処分する際は、自治体か不用品回収業者に依頼するのが一般的です。

まずは、それぞれに依頼した場合の費用の違いについて見てみましょう。

自治体を利用する場合の相場

自治体に不用品回収を依頼する場合の費用について、以下の表にまとめました。

【自治体による不用品回収の費用相場】

品目 費用
テーブル 300〜1,000円
ベッド 1,000〜2,000円
ソファー 800〜1,800円
たんす・食器棚 300〜2,500円
本棚 500~2,000円
扇風機 300~500円
自転車 500~1,000円

こうして見ると、自治体に依頼した場合は非常に安いことが分かります。

しかし、回収場所まで自分で運ばなければならない、回収の曜日や時間が決められているなどのデメリットも多くあります。

また、引き取ってもらえる製品に制限があり、基本的に家電リサイクル法に含まれるテレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機は対象外となります。

購入したお店に持ち込むなど、別の方法で処分しなければならないことを理解しておきましょう。

不用品回収業者を利用する場合の相場

不用品回収業者に回収を依頼する場合は、2つの回収方法から好きな方を選ぶことができます。

引き取ってもらう数が少なければ品目ごとに回収してもらう方が安くなりますが、「いっそのことまとめて回収してほしい!」と大量に処分品を出す場合は積み放題プランを利用した方がお得です。

品目ごとの回収

不用品が1点あるいは数点しかない場合に、品目ごとに計算される費用を支払って回収してもらう方法です。

ほとんどの業者で、回収費用の他に3,000~5,000円程度の基本料金が必要になります。

業者に品目ごとの回収を依頼した際の費用相場は、以下の通りです。

【業者による不用品回収の費用相場】

品目 費用
テーブル 2,000〜3,000円
ベッド 3,500〜6,000円
ソファー 3,500〜7,500円
たんす・食器棚 3,000〜6,000円
本棚 2,000~5,000円
扇風機 1,000~5,000円
自転車 2,000~5,000円

上記に基本料金が加算されるため、例えばテーブルとソファの回収を依頼した場合は、「テーブル2,000円+ソファ3,500円+基本料金3,000円=8,500円」となります。

自治体の回収費用に比べると、「高い!」と感じる方も多いでしょう。

しかし、大型のものでも家の中から搬出してくれる、お願いした時間に取りに来てくれるなど柔軟に対応してもらえるというメリットがあります。

品目ごとに回収してもらう場合、1点であれば費用も分かりやすいですが、数点まとめてとなると「全部でいくらです。」と曖昧に言われてしまい、何にいくらかかっているのか分からないことも多くあります。

しかしそれだと、通常より多く費用を払わされているケースもあるため注意が必要です。

トラブルを避けるためにも、できるだけ明確な料金を提示している回収業者を選びましょう。

業者選びの際は、インターネットなどで口コミなどを参考にするのがおすすめです。

実際に依頼した人の感想を読めば、業者ごとの費用相場も分かってくるでしょう。

ベッド処分は不用品回収業者と自分で処分どちらがよいのか

大きくて重たいベッドの処分は、費用もかさむため特に困ってしまう方が多いのではないでしょうか。
ベッドの処分方法は、主に不用品回収業者に頼むか自分で処分するかで分かれます。

こちらの記事では、実際に処分する際どちらがよいのか、それぞれのメリット・デメリットや費用相場を解説しています。

ベッドの処分を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ベッド処分は不用品回収業者と自分で処分どっちがいいのか

積み放題プランでの回収

最近、多くの不用品回収業者がトラックでの積み放題プランや定額パックを導入しています。

トラックに積み込むことができれば、回収する製品の数は問われないので、不用品が多い人にとって嬉しいシステムです。

軽トラックでの引き取りを依頼する際の費用相場は12,000〜25,000円となっていますが、処分費用や人件費が別途必要になるケースもあるため、必ず見積もりを依頼してから契約しましょう。

軽トラック以外にもいくつか積み放題プランがあるので、まとめてご紹介します。

【不用品回収積み放題プランの種類】

トラックの種類 容量の目安 費用相場
かご車 スーパーなどでよく見かける、3面をスチール枠で囲まれた大型の台車です。3段ボックスやイス、ガスコンロなど捨てにくいものが数点ある方におすすめです。 8,000〜12,000円
軽トラック 1K〜1DKの片付けに最適です。一人暮らし用の家具であれば、冷蔵庫やソファ、洗濯機にマットレスを積んでもまだ余裕があります。 12,000〜25,000円
1.5tトラック 1LDK〜2DKの間取りに適しています。1.5tになれば、基本的に大型の家具・家電も問題なく積み込むことができます。

ただし複数ある場合は、より多くの品を積むために解体作業が必要になる可能性があります。

40,000〜50,000円
2tトラック 2DK〜2LDKの住宅で、不用品を出したい方におすすめです。2〜3人の世帯であれば、ちょっとした大掃除であっても、1.5tトラックでは厳しいかもしれません。

上記のような品目に加え、自転車やベッドなども解体せずに積み込めます。

80,000〜100,000円
軽トラック1台に積める荷物量とは

軽トラックは、道路交通法で積み込める荷物の量が決められています。

軽トラに積み込むことができる最大のサイズは以下の通りです。

【軽トラックの最大積載量】

高さ 2mまで
1.48mまで
奥行き 3.4mまで
重さ 最大350kg

このいずれのサイズも超えてしまうと、道路交通法違反となってしまいます。

家具の高さや積載重量に注意

先に、軽トラックに積むことができる不用品の最大サイズをご紹介しました。

幅は軽トラックの荷台の幅と同じですし、2mを超える家具はなかなかないため、高さに関してもあまり心配する必要はありません。

ただ、多少気になるのが重さの問題です。

一般家庭で軽トラックに積める程度であれば、普通は350kgを超えることはありません。

しかし、引っ越しなどで冷蔵庫や本棚など重量のあるものが複数台ある場合は、あらかじめ計算しておいた方がいいでしょう。

【家具家電の重量の目安】

品目 重量
洗濯機(縦型洗濯機/ドラム式洗濯機 30〜50kg/75〜90kg
冷蔵庫(1人用/3人用/5人用 30〜50kg/60〜80kg/100〜130kg
家庭用テレビ 15〜30kg
ソファ(1人掛け/3人掛け) 20kg/55kg
マットレス(シングルタイプ) 8〜20kg
たんす 50〜70kg
食器棚 40〜100kg

上記はあくまでも目安となるため、最大積載量の350kgに達してしまう可能性がある場合は、説明書などに記載されている重量をご確認ください。

1つ注意点として、350kgの中には運転者や作業員の体重が含まれます。

必ずその点も含めて考えておきましょう。

不用品回収料金を安く抑える7つのコツ

不用品回収業者に回収を依頼すると、自治体に依頼するよりも高額になってしまいます。

しかし、いくつかポイントを抑えることで、不用品回収業者に依頼する際の費用を大幅に抑えることが可能です。

ここでは、業者に依頼する際に費用を安く抑えるコツについて具体的にご紹介します。

複数社見積もりを取って料金比較をする

費用を抑える1番のポイントは、複数の業者に見積もりをして、最も良心的な業者を選ぶことです。

どの業者に依頼するにしても、まずは見積もりを作成してもらうのが基本です。

自治体に依頼する場合はホームページなどで料金が確認できますが、業者に依頼する場合はそうはいきません。

それぞれに品目ごとの料金や積み放題プランの料金を設定しているため、必ず基本料金や人件費などを含めた「総額」が記載されている見積書を作成してもらいましょう。

どの業者も、他社の見積書を見て、それより安い料金を提示してくれる傾向にあります。

その点も含めて検討するといいでしょう。

買取ってもらえそうなものは丁寧に保存しておく

不用品回収業者の中には、回収と同時に買取サービスを実施している業者があります。

状態がいいものほど高額で買い取ってくれるので、できるだけ丁寧に保存しておくことがポイントです。

買い取ってもらった料金は、回収費用から差し引いてくれるため、処分費用が節約できるというメリットもあります。

場合によっては、買い取り費用が回収費用を上回り、利益が出ることもあるため、値が付きそうなものがあれば積極的に活用しましょう。

買取に関しては、ホームページやチラシなどでも明記されていないことがあります。

見積もりを依頼する際に、買取サービスの有無についても確認してみるといいでしょう。

ただし、こちらが用意しているものを全て買い取ってもらえるわけではありません。

ブランド物、使用年数の短いもの、市場価値のあるものなど、業者によってさまざまな条件が決められています。

事前に詳細が分からない場合は、買い取りができなかった際の費用まで考えた回収費用をシミュレーションしておくと安心です。

以下に、高額で買い取ってもらえる可能性のある不用品を一部ご紹介します。

  • テレビ
  • 空気清浄機
  • パソコン/周辺機器
  • カメラ
  • テーブルセット
  • ゴルフ用品
  • 楽器
  • ブランドアイテム

不用品の中にこれらが含まれている場合は、あらかじめ購入年月日や使用年数などを確認しておくと、見積もりもスムーズです。

あらかじめ不用品の分別と袋詰めを済ませおく

不用品の品数が多い場合は、あらかじめ分別をしておくのがおすすめです。

不用品回収業者によっては、予定時間を過ぎるとその分の追加料金が発生することがあります

例えば作業員が2名来た場合、2名分の追加料金が取られてしまうため、無駄な費用を抑えるためにも、できるだけ自分で分別をしておきましょう。

また、紙類や衣類など細かいものをまとめて回収してもらう場合は、袋詰めをしておくとスムーズに回収してもらえます。

その際、きちんと中身が見えるように、段ボールや黒ではなく、透明のゴミ袋などにまとめるようにしましょう。

分別や袋詰めをしておいた方がいい品目は、以下の通りです。

  • 電化製品
  • ブランド品
  • 紙類
  • 衣類/布類
  • プラスチック類
  • ガラス類
  • スチール類

自治体で可能なものは出しておく

運び出す手間などがかからない不用品は、自治体の回収を利用するのも、不用品回収費用を抑えるポイントです。

不用品を業者に回収してもらうまでに期間がある場合は、少しでも不用品を減らしておくと当日の費用を減らすことができます。

例えば、一見捨てるのが大変そうなカーペットやフトンも、裁断してゴミ袋に入れれば可燃ごみの日に出すことが可能です。

また、食器類や刃物、電球などは不燃ごみとして捨てることができます。

当日の品数や作業時間を少しでも減らすためにも、自分たちでできることはやっておきましょう。

屋外に出しておく

運び出せるものは、自分たちで運び出しておくと時間と費用の節約になります。

不用品回収業者によっては、荷物を運び出す際の料金を、別途請求されることがあります。

事前に外に運び出してしまっても生活に困らないものは、時間がある時になるべく運び出しておきましょう。

ただし、回収時に買い取ってもらいたいものに関しては、屋内で保管するのが原則です。

雨やホコリにさらされてしまうと、年季が入ったように見えて価値が下がってしまうからです。

また、2階以上になると階段料金が発生する可能性があることも知っておかなければなりません。

階段料金は、階段を使って不用品を運び出す際にかかる費用で、荷物の量や大きさに関わらず必要となります。

少しのことで余分な追加料金を取られてしまうのはもったいないため、大型家具などがなければ、処分するものは1階へ運んでおくといいでしょう。

見積もりの際、当日は不用品を屋外に出しておくこと、1階へ降ろしておくことを伝えるのも忘れてはいけません。

それらを加味した上で見積もりをしてもらえば、当初の予定よりも費用を抑えることができるはずです。

作業当日に手伝いをする

不用品の中にソファや冷蔵庫など大型の家具や家電がある場合、作業員は1名で作業ができません。

つまり、最低でも2〜3名来ることになります。

しかし、不用品回収業者に依頼する際、基本料金に含まれている作業員は1名分のみであることがほとんどです。

作業員1名につき加算される費用相場は5,000〜6,000円となっているため、人件費だけで10,000円以上加算されてしまう可能性があるのです。

当日は自分や家族の誰かが手伝える場合は、事前にその旨も伝えておくと、作業員にかかる人件費を減らすことができます。

見積もりの際は、あらかじめ作業員の数も確認しておきましょう。

オプションをなるべく避ける

不用品回収を業者に依頼する場合、余分な手間や作業が必要になる分は、全てオプション費用が発生すると考えておかなければなりません。

考えられるオプション費用を、以下にご紹介します。

【不用品回収作業に伴うオプション費用】

オプション項目 内容 費用
階段搬出 階段を使い、2〜3階から不用品を運び出す際に発生する費用です。

エレベーターを使用できる場合は、階段搬出費用はかかりません。

1,000円/1階ごと
養生作業 大型の不用品を、家の中から屋外へ運び出す際に、壁や床に傷や汚れがつかないよう保護する作業です。

業者によっては基本料金に含まれていることもあるため、見積もり時に確認しましょう。

2,000〜3,000円
吊り降ろし 大型の不用品が解体できない場合、2階や3階からクレーンを使って運び出すことを吊り降ろしといいます。

クレーンが必要になる分、オプション費用も高くなります。

10,000〜20,000円
分別・まとめ作業 事前に分別やまとめ作業をしておらず、細かい不用品がたくさんある場合には、その分の作業費用がかかります 5,000〜10,000円
作業員追加 基本的には作業員1名分の費用は基本料金に含まれていますが、それ以上の作業員を要する時には人数分の費用が追加されます。 5,000〜6,000円/1名
時間外対応 早朝や深夜など、通常の営業時間外でも対応してくれる業者は多くありますが、いずれもオプション費用が必要になります。 5,000〜8,000円
即日対応 当日に空きがあれば、ほとんどの不用品回収業者が急な依頼にも対応してくれます。

ただし、中には追加料金が発生することもあるため、依頼時に確認しましょう。

3,000〜10,000円
解体作業 購入後に自宅で組み立てた大型家具は、処分する際に部屋から出せなくなることがあります。

そういった家具も、オプション費用を払えば業者に解体してもらえます。

1,000〜5,000円
エアコン取り外し 処分するエアコンを、壁から取り外す際にかかるオプション費用です。 5,000〜10,000円
洗濯機取り外し 処分する洗濯機を、取り外して水抜き作業などを行う際にかかるオプション費用です。 1,500〜3,000円

例えば「どうしても今夜中に回収に来てほしい!」と依頼して、2階からソファを降ろしてもらい、1階で食器棚を解体してもらうとしましょう。

それだけで、最低でも「階段搬出1,000円+作業員追加5,000円+時間外対応5,000円+即日対応3,000円+解体作業1,000円=15,000円」がかかってしまいます。

しかし営業時間内に予約を入れ、自分で搬出作業を手伝うことで、10,000円以上も安く済ませることが可能です。

不用品回収を依頼する際は期間に余裕を持って、搬出や解体など自分でできることはやっておくと、最低限の費用で不用品を処分することができます。

こちらの工夫次第で回収費用を抑えることができる

いかがだったでしょうか。

この記事を読んでいただくことで、不用品回収の費用相場と、その費用を安く抑えるコツについてご理解いただけたと思います。

回収を依頼する相手や荷物の量になどによっても料金は変わってきますが、少し工夫することで大幅に費用を抑えることができます。

できることは自分たちで行い、なるべくお得に不用品を回収してもらいましょう。

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