新型コロナウイルスの影響により、外出するのが億劫となりおうち時間が増えています。
また、買い物についても外出して購入するのではなく、通信販売などで済ますケースが増加中です。
通信販売でものを購入した場合、段ボールに梱包されて届く場合が大半です。
ものを受け取った段階で段ボールは不要となり、処分が必要になりますが、段ボールはどのように処分すれば良いのでしょうか。
この記事では、段ボールの処分方法や注意点を徹底解説します。
段ボールの処分にお困りの方は、ぜひご覧ください。
段ボールは何ゴミ?
段ボールは、大半が紙で構成されています。
紙の場合、燃やせるため燃やすゴミとして処分するのが適切と考えている方が実に多いです。
確かに、段ボールは燃やせますが、実際には燃やすゴミではなく資源ゴミとして処分するのが正解です。
ダンボールの原材料は紙と木材となり、この素材はリサイクルできます。
ゴミの処分において、リサイクルできるものは可能な限りリサイクルするのが原則となり、段ボールも例外ではありません。
段ボールの場合、資源ゴミとして処分すれば資源物として活用が可能となり、リサイクルすれば地球温暖化や森林伐採などの環境破壊防止に繋がります。
すべての段ボールがリサイクルの対象となるわけではなく、汚れた段ボールや裁断された段ボールは燃やすゴミとして処分可能です。
ただし、潰しただけの状態で汚れがないダンボールの場合は、資源ゴミとして処分してください。
なお、段ボールと同じく資源ゴミとして処分できるものとして、ペットボトルや新聞紙、古紙などが該当します。
段ボールの処分方法
段ボールは、原則として資源ゴミとして処分しなければなりませんが、主に以下の方法で処分できます。
- 自治体での処分
- 古紙回収業者での処分
- 不用品回収業者での処分
- リサイクルステーションなどの回収ボックスでの処分
- 【引っ越しで使用した段ボールの場合】引っ越し業者での処分
各処分方法によって、メリットとデメリットがあるため、最適な方法で処分しましょう。
各処分方法について、詳しく解説します。
自治体での処分
各自治体では、ゴミの処分を請け負っており指定のゴミ収集場所に出せば処分してくれます。
段ボールなどの資源ゴミも同様で、各自治体が定めた収集場所に指定日に出せば、回収してもらえます。
なお、自治体によって回収日が異なるため、資源ゴミの回収日はホームページなどでよく確認してください。
自治体で処分してもらう場合のメリットとしては、無料で処分できる点があげられます。
他の方法では有料となる可能性がありますが、自治体での処分は行政サービスとなるため、無料で回収してもらえるのです。
ただし、常に回収を請け負っているわけではなく回収指定日が限定されています。
また、ゴミ収集場所まで運ばなければならず大量の段ボールを処分する際には運ぶのに苦労するのが難点です。
古紙回収業者での処分
不用品などの回収業者の中には、古紙回収を専門的に行っている業者が存在します。
古紙回収業者は、主に新聞などの古紙を中心に回収しており、紙と木材が原材料の段ボールも処分してもらえます。
古紙回収業者を利用する場合、始めに回収業者に電話して見積もりをとってください。
見積もり金額が問題ない場合、段ボール引き取りの日取りを決定し、こちらが指定した場所で引き渡して費用を払います。
料金的には比較的リーズナブルであり、大量の段ボールがある場合でも自宅まで来て引き取ってもらえるのが魅力的です。
ただし、一般廃棄物収集運搬業の許可を受けていない業者を利用すると、違法行為となるため注意してください。
また、悪徳業者も存在して高額請求を受ける場合もあるため、業者選びは慎重に行わなければなりません。
不用品回収業者での処分
不用品回収業者は、古紙回収業者よりも幅広いものを回収している業者です。
利用方法は古紙回収業者と同じであり、業者に電話連絡して見積もりを取得して、金額に問題ない場合は回収日などを調整して当日引き渡せば完了です。
不用品回収業者の場合、段ボール以外の不用品もまとめて処分できる点が魅力的ですが、こちらも一般廃棄物収集運搬業の許可を取得した業者でなければなりません。
また、古紙回収業者以上に悪徳業者が存在している場合が多く、業者選びをとくに慎重に行ってください。
リサイクルステーションなどの回収ボックスでの処分
各自治体では、ゴミ収集場所以外でもリサイクルステーションとしてコンビニエンスストアやスーパー、ショッピングモールなどで回収しています。
リサイクルステーションの場合、とくに決められた回収日はなく、いつでもボックス内に段ボールを入れておけば回収してもらえるのが特徴です。
同じ市区町村内で何カ所も用意されている場合が多く、場合によっては自治体の回収よりも手軽に処分できます。
ただし、自分でリサイクルステーションに持ち込まなければならず、とくに大量の段ボールを処分する際には苦労しがちです。
【引っ越しで使用した段ボールの場合】引っ越し業者での処分
不要な段ボールが発生するシーンとして、引っ越し時があります。
引っ越しするために荷物を段ボール詰めして、引っ越し先に運んでものを取り出しますが、そのあとは基本的に段ボールは不要となります。
引っ越し業者によっては、段ボールではなく専用のケースが用意されている場合もありますが、まだまだ段ボールを使用するのが一般的です。
引っ越し時には大量の段ボールが使用されますが、引っ越し後は処分が必要です。
ただし、引っ越し業者ではサービスの一つとして段ボールの回収が含まれている場合があります。
すべての荷物を取りだしたあとの段ボールを引っ越し業者に渡せば、そのまま回収してもらえるので便利です。
とくに、大量の段ボールがある場合は処分するのに苦労しますが、すべて引っ越し業者が行ってくれるので楽に処分できます。
ただし、すべての引っ越し業者が対応しているわけではなく、なかには有料サービスとして提供される場合もあるため、引っ越し業者によく確認してください。
不用品回収してくれる引っ越し業者
こちらの記事では、引っ越し業者の不用品回収について紹介しています。
引っ越しのために荷物を整理していると不用品も多く出てくるでしょう。
引っ越しの際の不用品処分でお悩みの方は、ぜひご覧ください。
段ボール処分で注意する点
段ボールを処分する場合、注意すべきポイントがあります。
主な注意点は、次の通りです。
- 置き場所に注意する
- 個人情報の漏えいに注意する
- 汚れた段ボールは資源ゴミとしない
各注意点について、詳しく解説します。
置き場所に注意する
段ボールは、通信販売で荷物を搬送するために使用されるなど、頑丈なイメージがあります。
確かに、通常時は頑丈で数十キロの重さにも耐えられますが、湿気に弱く水に濡れると原型が崩れてしまいます。
通常のコンディションであれば資源としてリサイクル可能ですが、雨に濡れて原形が崩れていると回収してもらえない可能性が高いです。
段ボールを処分するまでは、濡れない場所でなるべく湿気が高くない状態で保管してください。
個人情報の漏えいに注意する
通信販売などで利用している段ボールには、送付先が記載された伝票が添付されています。
伝票には、氏名や電話番号などの重要な個人情報が記載されていますが、添付されたまま廃棄すると個人情報の漏えいにつながる可能性があります。
また、余計なものが添付されていると資源ゴミとして回収できない場合もあるため、添付物は剥がしたり黒く塗りつぶしたりしなければなりません。
汚れた段ボールは資源ゴミとしない
段ボールを資源ゴミとして回収してもらう場合、段ボールにシミや汚れがあると回収してもらえません。
これは、余計なものが付着しているとリサイクルできないためです。
もし、汚れた状態の段ボールがある場合は燃やすゴミとして処分してください。
段ボールを適切に処分しよう
段ボールの処分は、基本的に資源ゴミとして処分する必要があります。
段ボールはリサイクル可能であり、汚れている場合等を除いては適切に処分してください。
また、自治体の回収以外にも回収業者などを利用すると手軽に処分できるので便利です。
生前整理協会が提供している「不用品回収の人気業者おすすめ比較ランキング」では、段ボール処分する際におすすめの業者を容易に見つけ出せます。
各種口コミもチェックできるため、悪徳業者を見抜く際にも向いています。
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