不用品回収できないものとは?なぜ回収できないのかもあわせてご紹介

お役立ち情報

引っ越しや大掃除で大量の不用品が出て、お悩みの方は不用品回収業者の利用を検討するでしょう。
不用品回収といえば自宅に不要なものはすべて回収してもらえる便利なイメージがあるかもしれません。
しかし、実は不用品回収業者に頼めばなんでも処分・回収してくれるわけではありません。なかには残念ながら不用品回収業者には回収できないものがあります。

それはどんなものなのか、なぜ回収できないのか詳しくご紹介していきます。

大量にものを処分しようとお考えの方は、ぜひご覧ください。

不用品回収できないものについて

不用品回収業者に回収をお願いする前に、どんなものが回収できないものか理解しておきましょう。

回収してもらえないものに下記のものが挙げられます。

汚物

汚物は不用品回収業者にお願いしても回収してくれません。
「家にトイレがある場合そこで流せるのでトイレに流してください」と断られます。
しかし亡くなった方の遺品整理などで孤独死をされた方の汚物などを回収してくれる業者も時々存在します。
お願いするときは汚物の有無を含め確認したうえで、回収業者に確認するようにしてください。

生ゴミ・液体類

生ゴミになる食料品や飲みものなどの液体は回収してもらえません。

生ゴミは放置すると腐敗するため、回収の対象にはなりません。
生ゴミは自治体のゴミ回収の時に出せば回収してもらえるので、とくに困りはしないでしょう。
生ものではない缶詰なども、開封し生ゴミと缶を分けて自治体に回収してもらうようにしましょう。
食べものや飲みものはほとんど回収してもらえないと思っていた方が良いです。

危険性・有害性のあるもの

引火の可能性がある灯油やガソリンは不用品回収業者に回収してもらえません。
灯油やガソリンは近くのガソリンスタンドなどに相談すると回収してくれる場合もあります。
灯油やガソリンの処理方法に悩んでいる方は、一度ガソリンスタンドに問い合わせてみると良いでしょう。
また、中身が入ったスプレー缶やカセットボンベなども爆発の可能性があるので不用品回収業者に回収してもらえません。
スプレー缶やカセットボンベは自分でガスを抜いて自治体の缶ゴミとして処分してください。

その他の危険物では、マッチや花火も自治体のゴミ回収で処分できます。
その際は引火部分を湿らせてからゴミ袋に入れると、爆発や引火の可能性を低くできます。必ず安全な状態にしてからゴミとして出すようにしましょう。
農業などで使う特殊な危険な薬品は農薬を取り扱っている業者に問い合わせてみましょう。

植物など

植物は言ってしまえば家族のような存在です。
せっかく育ててきたものを処分するのは少し抵抗があるかもしれません。
そういった理由で回収を断る業者はいます。

ただ少数ですが植物を回収してくれる業者も存在します。
しかしほとんどの不用品回収業者の回収不可リストに植物は入っています。
捨てたい植物がゴミ袋に入る大きさであれば、自治体の燃えるゴミで回収してもらえます。トゲのあるような植物は、わかりやすく「トゲ有り」と記載しておくとゴミを回収する方の怪我の防止になるでしょう。
大きな植物の場合は小さくゴミ袋に入るように切断してゴミ袋に入れ自治体のゴミに出してください。

土は自宅に庭がある場合は庭に撒いてしまえば無料で処分ができます。
集合住宅に住んでいる方は敷地内に捨てられないので、土を購入したホームセンターなどで引き取りサービスを行っている場合があるので相談してください。

植木鉢はゴミ袋に入る大きさであれば、普通ゴミで回収してもらえます。
自治体によっては大きな植木鉢は粗大ゴミとして出さなければいけない場合もあります。

医療器具類

注射器などウィルスの感染の可能性があるものは専用の業者や医療施設以外での回収は基本的に不可能です。
注射針などが回収業者に刺さってしまい、何かの病気に感染してしまう可能性があるためです。

また医薬品などは処方をしてくれた病院や薬局などで引き取ってもらえます。
まずは薬を処方してもらった病院や薬局に相談してください。

ただし、医療器具でも一部不用品回収業者が回収してくれるものがあります。
それは家庭用の血圧計や体重計などです。
これらは回収してもらえる場合があります。
一度不用品回収業者に相談してみると良いでしょう。

それ以外に回収できないもの

ここまであげたもの以外でも、生きものや違法性のあるものは不用品回収業者も回収できません。

生きもの

家族として可愛がってきた動物を不用品回収業者に回収をお願いする方も少なからずいるそうです。
もちろん生きものは回収できません。
ペットは人間のおもちゃではありません。
最後まで責任を持って飼うのが義務です。

また、ペットの死骸を不用品回収業者に回収をお願いする方もいますが、こちらはお住いの自治体や保健所などに相談して適切な処理を行うようにしましょう。

違法性の高いもの

法律的に違法な銃や刀などはもちろん不用品回収業者は回収できません。
違法性の高いものは偽物のブランド品なども不用品回収業者に回収してもらうのは難しい可能性が高いです。

産業廃棄物に該当するもの

こちらは不用品回収業者によって異なりますが、廃タイヤや汚泥などは産業廃棄物になるため、回収してもらえない場合が多いです。
あらかじめ不用品回収業者に産業廃棄物の回収は可能かどうか確認をしておきましょう。

不用品回収業者が回収できるもの


ここまで不用品回収業者に回収してもらえないものを紹介してきました。
ここまでご紹介した内容をご覧になった方には「それならば、これも回収してもらえないのではないのだろう」と思ってしまったかもしれません。
最後に不用品回収業者に回収されないと思われがちなもので、回収可能なものをご紹介します。

リサイクル品目となるもの

不用品回収業者に回収してもらえないイメージが強いものはリサイクル品目に該当するものでしょう。

テレビや冷蔵庫、エアコンなどの家電類は自治体の粗大ゴミで回収してもらえないので、不用品回収業者での回収も難しいと思っているかもしれません。
しかし、ほとんどの不用品回収業者はリサイクル品目の回収が可能です。
リサイクル品目は許可なく処分が出来ないため「お客様の代理で処分をする」といった方法で処分します。

業者などで使う大きな什器

不用品回収業者の利用を検討している方には、一般家庭以外の経営者などもいるでしょう。

店舗などを経営していると大きな棚や商品ケースやスタンド、マネキンなどは粗大ゴミで持っていってくれないようなものを処分したい場合もあります。
これらは不用品回収業者は処分可能です。

不用品回収にかかる費用の相場

こちらの記事では、不用品回収の費用の相場や費用を抑えるポイントを紹介しています。
処分しようと思っているものが回収可能かチェックしたら、回収費用も確認しましょう。
意外とちょっとしたことで費用を抑えることができるので、ぜひご覧ください。

不用品回収の費用相場と安く抑えるコツ

あらかじめ何を処分したいか伝えておく

いかがでしたか?

不用品回収業者は何でも持って行ってくれる便利屋さんのようなイメージがありますが、回収不能なものも多く存在します。
回収不能なものばかり記事にしてしまうと「これは回収不可能なのではないか」と不安になってしまったかもしれません。
多くの不用品回収業者は無料で回収についての問い合わせや見積りをしてくれるので、あらかじめ回収不能なものかどうか気軽に問い合わせてみるのが良いでしょう。
複数の業者に回収不能かどうか業者の対応などを聞いて見積りを出してもらい比較すると、不安が解決するでしょう。

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